人間は直接の体験や (2010-2-2)
他人の経験の範囲内で思考するが、合理的な思考形式によって、一般に確実で検証されたものと承認されるとき知識が生まれる。
知識は学問研究によって絶えず改変されるから、つねに知識は不確実で不完全なものにすぎないが、仮説として承認される知識もある。
このような認知的な心的態度が信念であるが、信仰は知情意の経験の全体にわたり、さらに経験を超えたものにも関係するので、既成の思考形式を超えて新しいものを生み出す可能性をもつ。
科学が進歩すれば信仰は不要になるというような考え方は、信仰と信念との混同から生じるといえる。
